既卒・第二新卒歓迎とは?企業の本音と採用される人の条件

転職のお役立ち情報

「既卒・第二新卒歓迎」と書かれた求人を見て、
自分は応募していいのか
・本当に未経験でも大丈夫なのか
・歓迎と書いてあるのに落ちたらどうしよう

と不安になったことはありませんか。

実はこの言葉、意味を正しく理解していないと、チャンスにも落とし穴にもなる表現です。

企業は何となく使っているわけではなく、明確な採用意図があります。

そこを知らずに動くと、「歓迎なのに通らない」というズレが起きます。

この記事では、既卒・第二新卒歓迎とはどういう意味なのかを軸に、企業側の本音や落ちやすい人の共通点、そして内定につなげるための正しい動き方までを整理します。

本記事は、第二新卒・20代向けの転職コンサルを2年間担当し、多くのキャリア支援を行ってきた森が、現場で見てきた事実をもとに作成しています

森

28歳|広島県出身
【第二新卒・20代キャリア支援の専門家】
第二新卒・20代向けの転職コンサルを2年間担当し、多くのキャリア支援を行ってきました。
自分自身も“4年で3度の転職”を経験しており、その実体験と専門的な知見をもとに、後悔しないための情報を分かりやすく発信しています。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 既卒・第二新卒歓迎の正しい意味
  • 企業がこの言葉を使う本当の理由
  • 既卒・第二新卒でも落ちる人の共通点
  • 自分に合った転職エージェントの選び方
  • 内定につなげるために今やるべき行動

「何となく不安なまま転職活動を続ける状態」から抜け出したい人は、ぜひ最後まで読んでください。

既卒・第二新卒歓迎とはどういう意味なのか?

「既卒・第二新卒歓迎」とは、新卒としての就職活動がうまくいかなかった人や、社会人経験が短い人でも応募してよいですよという意思を企業が示している言葉です。

ただし、誰でも必ず採用されるという意味ではありません

企業側には明確な意図があり、その前提を理解していないと「歓迎と書いてあったのに落ちた」というズレが生まれます。

ここではまず、既卒と第二新卒の違いを整理し、その上で「既卒・第二新卒歓迎」と書かれている求人の特徴や、本当に応募していい人について順番に説明します。

既卒と第二新卒の違い

既卒と第二新卒は、混同されやすいですが立場も企業の見方も少し違います
まずは違いを表で整理します。

区分状態の説明正社員経験企業からの見られ方
既卒学校卒業後、正社員として就職していないなし新卒に近い未経験枠
第二新卒卒業後に就職し、短期間で転職を考えているあり若手の社会人経験者

一般的に、第二新卒は卒業後おおむね1〜3年以内に離職した人を指すことが多いとされています。

この期間について明確な法律上の定義はありませんが、多くの転職サービスや企業が同じような基準を使っています。
(例:厚生労働省が推奨する「卒業後3年以内は新卒枠での応募を可能にする考え方」)

重要なのは、既卒は社会人経験ゼロ、第二新卒は短期間でも社会人経験があるという点です。
企業はこの違いをきちんと分けて見ており、求める期待値も異なります。

既卒・第二新卒歓迎と書かれている求人の共通点

「既卒・第二新卒歓迎」と書かれている求人には、いくつかの共通点があります。
これは私が転職支援の現場で見てきた企業側の考え方とも一致しています。

まず大きな共通点は、即戦力よりも将来性を重視しているという点です。
経験やスキルよりも、年齢の若さ、素直さ、これから伸びる余地を評価したい企業がこの表現を使います。

次に、教育前提の採用であることです。
最初から完璧に仕事ができる人を求めているわけではなく、入社後に教えることを前提にしています。

求人の特徴内容
ポテンシャル重視経験より人柄や意欲を見る
教育前提未経験でも育てる前提
年齢層が若い20代を中心に想定している

一方で注意点もあります。
「既卒・第二新卒歓迎」と書いてあっても、実際は第二新卒をメインに考えている企業も存在します。

そのため、求人票だけで判断するのは危険で、企業の採用実績やエージェントからの情報確認が重要になります。

この言葉がある求人に応募していい人

では、「既卒・第二新卒歓迎」と書かれている求人には、どんな人が応募していいのでしょうか。

結論から言うと、今の状況を変えたい意思があり、成長する意欲がある人です。

具体的には、以下のような人が該当します。

応募していい人の特徴理由
正社員経験がなく不安な既卒未経験前提の求人が多い
短期間で転職を考える第二新卒若手として再スタートできる
今の環境を続ける方がリスクだと感じている企業も早期の軌道修正を評価する

逆に、「とりあえずどこでもいい」「楽そうだから」という理由だけでは、企業とのミスマッチが起きやすくなります。

実際、私がサポートした中でも、求人票だけを見て直接応募して落ち続けていた人が、転職エージェント経由で状況を整理したことで一気に内定まで進んだケースは少なくありません。
エージェントを使うことで、
・既卒として見られるのか
・第二新卒として評価されるのか
・その企業が本当に歓迎している層はどこか
を事前に確認できるため、無駄な応募を減らせます。

「既卒・第二新卒歓迎」という言葉は、正しく理解して使えばチャンスを広げる言葉です。
ただし、意味を勘違いしたまま動くと、遠回りになる可能性があります。

だからこそ、次のステップでは「企業の本音」や「落ちる人の共通点」を知ることが重要になります。

既卒・第二新卒歓迎と書く企業の本音

「既卒・第二新卒歓迎」と書かれていると、優しそうで間口が広い求人に見えますが、企業は何となくこの言葉を使っているわけではありません

そこには、採用がうまくいかない背景や、若手人材に対する明確な期待があります。

ここでは、企業がこの言葉を使う理由、本当に未経験でも問題ないケース、そして注意した方がいい求人の特徴を整理し、企業側の本音を分かりやすく解説します。

企業がこの言葉を使う理由

企業が「既卒・第二新卒歓迎」と書く一番の理由は、若手人材を確保したいが新卒採用だけでは足りないからです。

実際、少子化の影響で新卒採用は年々難しくなっており、厚生労働省のデータでも若年層の人材確保に苦戦する企業が増えていることが示されています。

また、法律上、求人で年齢制限を強く打ち出すことは原則できません。

そのため、「20代歓迎」と直接書く代わりに、既卒・第二新卒歓迎という表現で対象年齢を示しているケースもあります。

企業の本音内容
若手が欲しい長く育てられる人材を確保したい
新卒が足りない採用計画を補うため
教育前提即戦力より将来性を重視

現場でよくあるのは、「新卒ほど真っ白ではないが、中途ほどスキルを求めない層が欲しい」という考えです。
つまり、最低限の社会人意識があり、これから育てられる人材を探しているのが本音です。

本当に未経験でも大丈夫なケース

「未経験OK」と書かれていても、本当に大丈夫なのか不安になる人は多いと思います。

結論から言うと、すべての求人で未経験が歓迎されているわけではありませんが、条件がそろえば問題ないケースは確実にあります

未経験でも大丈夫な求人には、次のような特徴があります。

未経験でも通りやすい条件理由
研修制度が明記されている入社後に育てる前提
若手比率が高い未経験スタートの実績が多い
業務内容がシンプル最初の習得難易度が低い

これらがそろっている場合、企業側も「最初からできるとは思っていない」ため、未経験でも問題ありません。
実際、転職支援の現場では、正社員経験がない既卒の方でも、エージェント経由で企業の育成方針を確認した上で応募し、内定に至ったケースは珍しくありません。

重要なのは、未経験でもなぜ応募しているのかを説明できるかです。
ここが曖昧だと、企業は不安を感じてしまいます。

注意した方がいい求人の特徴

一方で、「既卒・第二新卒歓迎」と書いてあっても、注意した方がいい求人も存在します。
これは言葉だけが先行していて、実態が伴っていないケースです。

注意すべき求人には、次のような共通点があります。

注意点内容
離職率が高い人が定着していない
業務内容が不明確入社後のギャップが大きい
常に大量募集慢性的な人手不足

特に、仕事内容が曖昧なまま「未経験歓迎」と書かれている場合、入社後に想像と違う仕事を任されるリスクがあります。

こうした求人は、個人で見極めるのが難しく、表に出ていない情報も多いのが現実です。

そのため、現場では転職エージェントを通じて企業の実情を確認してから応募するという方法が有効です。
エージェント経由であれば、
・過去にどんな人が入社しているか
・未経験者の定着率
・実際の教育体制
といった、求人票だけでは分からない情報を事前に把握できます。

「既卒・第二新卒歓迎」という言葉は、チャンスにもなり、落とし穴にもなり得る表現です。

企業の本音を理解した上で選ぶことで、無駄な遠回りをせず、次のステップに進むことができます。

既卒・第二新卒歓迎でも落ちる人の共通点

「既卒・第二新卒歓迎」と書かれていても、一定数の人は選考で落ちています

これは能力が低いからではなく、企業が見ているポイントと応募者の伝え方がズレていることが原因です。

ここでは、応募してはいけないパターン、書類で不利になりやすいポイント、面接で実際に見られている部分を順番に整理します。

これを理解するだけで、無駄な不採用をかなり減らせます。

応募してはいけないパターン

まず知っておいてほしいのは、どんな求人でも応募すればいいわけではないという点です。

既卒・第二新卒歓迎でも、明らかに相性が悪いケースがあります。

応募を避けた方がいいパターン理由
業務内容を理解していない企業側が不安を感じる
楽そうという理由だけで応募早期離職を警戒される
自分の状況を整理していない採用後のイメージが湧かない

特に多いのが、「とりあえず内定が欲しい」という状態で応募してしまうケースです。

企業は、入社後に続くかどうかを非常に重視しています。

そのため、方向性が定まっていない応募は、歓迎と書かれていても避けられやすくなります。

転職支援の現場でも、応募前にエージェントと一緒に条件を整理しただけで通過率が上がった例は多くあります。
これは、無駄な応募を減らせたからです。

書類で不利になりやすいポイント

書類選考で落ちる既卒・第二新卒には、共通した特徴があります。

それは、情報が足りないか、理由が伝わっていないことです。

書類で見られる点不利になる理由
空白期間の説明がない何をしていたか分からない
退職理由が一言だけ判断材料が少ない
志望動機が抽象的本気度が伝わらない

厚生労働省の若年層雇用に関する資料でも、採用時に重視されるのは職歴よりも納得できる説明であるとされています。
つまり、経歴そのものより、どう考えて行動してきたかが重要です。

小学生でも分かるように言うと、
「空いている時間に何を考えて、次にどう進もうとしているか」を書いていないと、相手は不安になります。
この部分は、転職エージェントが最も力を入れて添削するポイントでもあります。

面接で見られている部分

面接では、スキルよりも考え方と姿勢が見られています。

既卒・第二新卒の場合、企業が特に確認しているのは次の点です。

面接で見られるポイント企業の意図
辞めた理由や就職しなかった理由同じことを繰り返さないか
次はどうしたいか成長の方向性が合うか
話の一貫性信頼できるか

ここで重要なのは、完璧な答えを言うことではありません。

自分なりに考えて、次はこうしたいと説明できるかが評価されます。

実際に支援したケースでも、過去の選択を正直に説明し、次に同じ失敗をしないために何を重視しているかを伝えられた人は、評価が大きく上がりました。

この整理は、一人でやるよりも、第三者である転職エージェントと一緒に言語化した方が圧倒的に早いです。

「既卒・第二新卒歓迎なのに落ちる」の正体は、能力不足ではありません。

企業が見ているポイントを知らないまま動いてしまうことが最大の原因です。

ここを理解して対策すれば、次のステップにつながる確率は確実に上がります。

既卒と第二新卒はどんな転職エージェントを選ぶべきか?

既卒と第二新卒では、置かれている立場も、企業からの見られ方も違います

そのため、同じ転職エージェントを使っても、うまくいく人とうまくいかない人が分かれます。

ここでは、なぜ既卒と第二新卒でエージェント選びが変わるのかを整理した上で、それぞれに合う転職エージェントの特徴を具体例と一緒に解説します。

既卒と第二新卒でエージェント選びが違う理由

一番の理由は、企業が期待している役割が違うからです。
既卒は「これから社会人として育てる前提」、第二新卒は「短期間でも社会人経験がある若手」として見られます。

区分企業の見方エージェントに求める役割
既卒未経験枠基礎からの就職支援
第二新卒若手経験者枠方向修正とマッチング

既卒の場合、そもそも応募できる求人が限られるため、未経験可や若手育成前提の求人を多く持つエージェントでないと意味がありません。

一方、第二新卒は選択肢が広がる分、ミスマッチを防ぐ視点が重要になります。

この違いを理解せずにエージェントを選ぶと、
・既卒なのに経験者向け求人ばかり紹介される
・第二新卒なのに単純作業の求人しか出てこない
といったズレが起きます。

既卒に合う転職エージェントの特徴

既卒に合う転職エージェントの最大の特徴は、未経験から正社員になる前提で支援していることです。

単に求人を紹介するだけでなく、書類や面接の段階から手厚くサポートしてくれる必要があります。

既卒向けエージェントの特徴理由
未経験求人が多い応募できる幅が広がる
書類添削が細かい経歴の弱さを補える
若手特化企業理解が深い

具体的には、
ハタラクティブ
第二新卒エージェントneo
のように、既卒やフリーターを明確な対象としているエージェントが該当します。

実際の支援現場でも、正社員経験がない既卒の方が、こうしたエージェントを使うことで、
・空白期間の説明が整理できた
・応募可能な求人が一気に増えた
というケースは多く見てきました。

既卒の場合は、自力で応募するより、エージェント経由の方が通過率が上がりやすいのが現実です。

第二新卒に合う転職エージェントの特徴

第二新卒に合うエージェントは、若手の転職に慣れていて、選択肢を広げすぎないところです。
社会人経験がある分、何でも紹介されると逆に迷ってしまいます。

第二新卒向けエージェントの特徴理由
若手転職の実績が多い企業の本音を知っている
キャリア整理が得意早期離職の理由を整理できる
非公開求人を持つ条件の良い求人に出会える

代表的なサービスとしては、
マイナビジョブ20’s
Re就活
リクルートエージェント
が挙げられます。

第二新卒の場合、転職理由をどう説明するかで評価が大きく変わります。

この部分を一人で考えると、どうしても言い訳っぽくなりがちですが、エージェントと一緒に整理することで、企業が納得しやすい形に変えられるのが強みです。

既卒と第二新卒では、エージェントに求める役割そのものが違うという点を理解して選ぶことが、転職成功への近道になります。

既卒・第二新卒歓迎の求人を本気で狙うなら

ここまでで、「既卒・第二新卒歓迎」という言葉の意味や企業の本音、落ちやすいポイントを整理してきました。

ここからは一歩踏み込んで、実際に内定につなげるためにどう動くべきかを解説します。

結論から言うと、既卒・第二新卒歓迎の求人を本気で狙うなら、転職エージェントを前提に動いた方が成功率は高いです。その理由と、今すぐ動くべき人、迷っている人が最初にやるべきことを順番に説明します。

転職エージェントを使うべき理由

既卒・第二新卒歓迎の求人は、表に見えている情報と企業の本音が違うことが多いのが特徴です。

このズレを一人で見抜くのは正直かなり難しいです。

自分で応募した場合エージェントを使った場合
求人票の情報のみ企業の内情まで分かる
応募基準が不明本当に通る人が分かる
書類は自己流企業目線で添削される

厚生労働省の若年者雇用に関する資料でも、若年層は支援機関を活用した方が就職の安定度が高いことが示されています。

これは、情報不足によるミスマッチが減るからです。

実務の現場でも、
・同じ経歴
・同じ志望先
でも、エージェント経由に変えただけで内定が出たケースは珍しくありません。

理由はシンプルで、企業側が「既卒として見ているのか」「第二新卒として評価しているのか」を事前にすり合わせられるからです。

今すぐ行動した方がいい人

既卒・第二新卒の中でも、特に今すぐ動いた方がいい人には共通点があります。

今すぐ行動すべき人理由
空白期間が伸びている説明が難しくなる
今の環境に強い不安がある続けるリスクが高い
何から始めればいいか分からない一人で考えると止まる

「もう少し考えてから」と思っている間に、時間だけが過ぎてしまうケースは本当に多いです。
既卒・第二新卒の場合、年齢が若いほど選択肢が多いのは事実です。

実際に支援した中でも、
「まだ大丈夫だと思って半年動かなかった人」と「とりあえずエージェントに登録した人」では、結果に大きな差が出ました。
行動した人は、考えながら動ける環境を手に入れています。

迷っている人が最初にやるべきこと

「転職するか決めきれない」「自分が既卒なのか第二新卒なのか分からない」
こうした状態でも、やるべきことは難しくありません。

最初にやるべきことは、自分の立場を第三者と一緒に整理することです。

最初に整理すべきこと理由
既卒か第二新卒か応募先が変わる
今の不安の正体行動の方向が決まる
続けたい条件ミスマッチ防止

ここで大切なのは、応募を決めることではありません

転職エージェントに登録して話をするだけで、
・今すぐ転職すべきか
・少し準備した方がいいか
・どんな求人が現実的か
が見えてきます。

多くの人が誤解していますが、転職エージェントは「今すぐ転職させる場所」ではありません。

考えるための材料を集める場所として使うことで、既卒・第二新卒歓迎の求人を本気で狙える状態になります。

ここまで理解できれば、あとは「どのエージェントを使うか」を選ぶだけです。
動き出した人から、状況は確実に変わっていきます。

まとめ

この記事では、「既卒・第二新卒歓迎」という言葉の意味を入り口に、企業の本音と、内定につながる現実的な動き方を解説しました。

最後に、重要なポイントを振り返ります。

  • 既卒・第二新卒歓迎は「誰でも採用される」という意味ではない
  • 企業は若手を育てる前提で、この言葉を使っている
  • 落ちる原因は能力不足ではなく、企業目線とのズレ
  • 既卒と第二新卒では、使うべき転職エージェントが違う
  • 一人で悩むより、エージェントを使った方が成功率は高い

「既卒・第二新卒歓迎」という言葉を正しく理解し、自分に合った選択肢を選ぶことができれば、転職は必要以上に怖いものではありません。
あとは、どのエージェントを使い、どう動くかを決めるだけです。