2026年最新版
転職エージェントは使わないけど年収交渉したい人が最初に読む記事
この記事は300名以上の20代転職を支援してきた森が作成しています
そう考えているあなたの気持ち、よく分かります。
せっかくもらった内定なのに、自分の口から「もう少し上げてほしい」なんて言いづらい。かといってエージェントを使うのは今さら間に合わない——。
先に結論をお伝えします。
転職エージェントを使わなくても年収交渉はできます。
ただし、成功率は大きく下がります。
年収交渉には「相場観」「タイミング」「伝え方」の3つが必要です。
エージェントはこの3つを毎日やっているプロなので成功率が高い。自力でやるなら、この3つを自分で押さえる必要があります。
この記事では自力で年収交渉を成功させる手順・メール例文を具体的に解説しつつ、「やっぱり自分では難しい」と感じた方のためにプロに任せる選択肢も紹介します。
年収交渉してくれるエージェント10選を見る ※年収UP率79%・平均113万円UPなど実績付きで比較📚 この記事で分かること
- 転職エージェントなしで年収交渉する具体的な5ステップ
- 自力の年収交渉が失敗しやすい3つの理由
- 実際に使える年収交渉のメール例文・トークスクリプト
- 年収交渉で絶対にやってはいけないNG行動
- 自力交渉 vs エージェント交渉のメリット・デメリット比較
- 年収交渉に強いおすすめの転職エージェント
「自力での年収交渉は難しそうだからプロに任せたい」という方は、僕が年収交渉に強いエージェントだけを厳選した別記事を用意しています。
ここからは、「まずは自分でやってみたい」「どんな方法があるか知りたい」という方に向けて、自力での年収交渉の方法と注意点を詳しく解説していきます。
転職エージェントなしでも年収交渉はできるのか
結論から言うと、できます。
転職エージェントを使わずに直接応募した場合でも、内定後に年収交渉をすること自体は何も問題ありません。
むしろ企業側も「年収交渉はあるもの」として想定しているケースが多いです。
ただし、自力でやる場合と転職エージェント経由でやる場合では、成功率に大きな差が出ます。
| 比較項目 | 自力で年収交渉 | エージェント経由 |
|---|---|---|
| 交渉の難易度 | 高い | 低い(プロが代行) |
| 相場観の把握 | 自分で調査が必要 | 業界データを持っている |
| 交渉タイミング | 自分で判断 | 最適なタイミングを熟知 |
| 心理的ハードル | 非常に高い | ゼロ(自分は何もしない) |
| 印象悪化のリスク | やり方次第であり得る | 第三者が交渉するので低い |
| 費用 | 無料 | 無料 |
ポイントは、どちらも費用は無料ということ。
転職エージェントの利用料は完全無料なので、「お金をかけたくないから自力でやる」という判断はそもそも不要です。
それでも「エージェントを使わずに年収交渉したい」という方には理由があるはずです。
たとえば、すでに直接応募で内定をもらっている、特定の企業にしか応募していない、エージェント経由だと応募できない企業がある、といったケースですよね。
そういった方のために、ここからは自力で年収交渉を成功させるための具体的な方法を解説していきます。
自力で年収交渉を成功させる5ステップ
転職エージェントを使わずに年収交渉する場合、以下の5ステップで進めてください。
準備なしの交渉は100%失敗します。必ず順番通りに進めましょう。
ステップ①:自分の市場価値を数字で把握する
年収交渉で最も大切なのは「根拠」です。
「なんとなく上げてほしい」では企業は動きません。
まず自分の市場価値を客観的な数字で把握しましょう。調べ方は3つあります。
❶ 転職サイトの年収データを使う
dodaの「平均年収ランキング」やマイナビ転職の「年収データ」で、あなたの職種×年齢×業界の平均年収を確認。「同業界の同職種で年収〇〇万円が相場」と言えるだけで交渉力が大きく変わります。
❷ 同じ企業の求人票をチェックする
応募先企業が別のポジションで出している求人票の年収レンジを確認。企業内の賃金テーブルが見えてきます。
❸ 国税庁の「民間給与実態統計調査」を参照する
業界別の平均年収を公的データで確認できます。「国のデータでも〇〇業界の平均は〇〇万円」と言えると説得力が増します。
ここで大切なのは、「自分がいくら欲しいか」ではなく「自分にいくらの価値があるか」を基準にすること。
希望だけでは交渉になりません。根拠があって初めて交渉のテーブルに乗ります。

「この業界の同職種で経験3年の平均年収は〇〇万円」「前職では〇〇のプロジェクトで売上を〇%伸ばした」という伝え方。
逆に「なんとなく安い気がする」「生活が厳しいので」では交渉の席にすら着けません。
ステップ②:交渉のタイミングを見極める
年収交渉には「絶対にやっていいタイミング」と「絶対にやってはいけないタイミング」があります。
| 判定 | タイミング | 理由 |
|---|---|---|
| ⭕ | 内定が出た直後(条件提示の時) | 企業がもっとも「あなたが欲しい」状態。最も交渉が通りやすい |
| ⭕ | 最終面接後〜内定承諾前 | 承諾前であれば条件調整のやり取りは自然な流れ |
| ❌ | 一次面接・二次面接の途中 | 「採用してもいない段階でお金の話?」と悪印象になるリスク大 |
| ❌ | 内定承諾後 | 承諾=条件に合意済み。ここから交渉するのは信頼を損なう |
ベストタイミングは「内定が出て条件通知書をもらった直後」です。
企業は条件通知書を出した段階で「承諾を待っている」状態なので、ここが年収交渉の唯一かつ最大のチャンスです。
💡 面接中に「希望年収は?」と聞かれたら
ここで遠慮して低い金額を言ってしまうと、内定時の提示額もそれに引っ張られます。
聞かれた場合は「現年収が〇〇万円なので、〇〇万円以上を希望しています」と正直に伝えましょう。この段階では「交渉」ではなく「希望の表明」なので、印象が悪くなることはありません。
ステップ③:希望年収の「幅」を決める
年収交渉では、ピンポイントの金額ではなく「幅」を持たせるのがコツです。
たとえば現在の年収が350万円で、提示額が380万円だったとします。
この場合、「400万円にしてください」と言い切るよりも、「400万〜420万円の間でご検討いただけないでしょうか」と幅を持たせた方が企業側も調整しやすくなります。
| 希望年収の目安 | 成功率 | 備考 |
|---|---|---|
| 現年収の+10〜15% | 高い | 根拠があれば通りやすい最適ゾーン |
| 現年収の+20〜30% | 中程度 | 業界チェンジや専門スキルがあれば可能 |
| 現年収の+50%以上 | 低い | かなりの実績がないと非現実的 |
ステップ④:年収交渉のメールを送る(例文付き)
自力で年収交渉する場合、メールでの交渉がおすすめです。
電話だと焦って失言するリスクがあり、対面だと緊張して本来の主張ができないことが多いです。メールなら冷静に言葉を選べます。
件名:条件面のご相談について
〇〇株式会社
人事部 △△様
お世話になっております。〇〇でございます。
この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。貴社でお仕事させていただけることを大変嬉しく思っております。
1点、年収条件についてご相談させていただけないでしょうか。
ご提示いただいた年収〇〇万円につきまして、大変ありがたいお話ではございますが、現在の年収が〇〇万円であること、また同業界・同職種の市場相場が〇〇〜〇〇万円であることを踏まえ、年収〇〇〜〇〇万円の範囲でご検討いただくことは可能でしょうか。
これまでの経験で培った〇〇のスキルを活かし、入社後は必ず貴社の〇〇に貢献できると考えております。
もちろん、貴社のご事情もあるかと存じますので、ご無理のない範囲でご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
❶ まず感謝を伝える。内定をもらった感謝を先に述べることで、「お金の話だけしに来た人」という印象を避けます。
❷ 根拠を添える。「現年収」と「市場相場」の2つの根拠を示すことで、合理的な要望であることを伝えます。
❸ 貢献意欲をセットで伝える。「これだけ貢献できる」も一緒に伝えることで、投資対効果を意識させます。
❹ 逃げ道を用意する。「ご無理のない範囲で」と付け加えることで、交渉のテーブルを壊さない配慮を見せます。
ステップ⑤:交渉結果を冷静に判断する
交渉の結果、3つのパターンがあります。
| 結果 | 対応 |
|---|---|
| 希望通りOK | おめでとうございます。新しい条件で承諾しましょう |
| 一部だけUP | 「入社半年後に見直し」「賞与で調整」など代替案が出るケースも。年収以外の条件(リモート・残業・休日)も含めてトータルで判断 |
| 交渉不可 | 企業の賃金テーブルで上限が決まっている場合。「入社後の昇給条件」を確認して判断材料にする |
交渉が通らなかったからといって焦る必要はありません。
年収交渉をした事実だけで内定が取り消されることは基本的にないです。もし交渉しただけで内定を取り消すような企業があれば、そこは入社後も待遇面で苦労する可能性が高いので、むしろ見送って正解です。
自力での年収交渉が失敗しやすい3つの理由
ここまで自力での年収交渉の方法を解説しました。「意外とできそう」と思った方もいるかもしれません。
ただ、正直にお伝えすると、自力での年収交渉は想像以上に難しいです。
僕がこれまで支援してきた方の中でも、自力で年収交渉に挑戦して「うまくいかなかった」というケースは少なくありません。
その理由は大きく3つあります。
理由①:本当の相場が分からない
転職サイトで調べられる「平均年収」はあくまで統計データ。
「この企業がこのポジションにいくらまで出せるか」という内部情報は、外からでは分かりません。
転職エージェントは同じ企業に何人も紹介しているので、「この会社は年収レンジが〇〇〜〇〇万円」「前回の紹介者は〇〇万円で決まった」というリアルな情報を持っています。
この情報があるかないかで、交渉の精度がまったく違うんです。
企業の予算上限が450万円なのに350万円で交渉していたら大損。逆に500万円を要求して予算オーバーで交渉決裂——なんてことも起こり得ます。
理由②:直接交渉は印象を悪くするリスクがある
面接で好印象を勝ち取って内定をもらったのに、年収交渉の一手で印象が崩れることがあります。
「この人、お金のことばかり気にするのかな」「入社前から条件交渉してくるなんて…」——企業の人事担当者がこう感じてしまうリスクは、自力交渉では避けられません。
一方、転職エージェント経由であれば「第三者が条件面の調整をしている」という形になるので、あなた自身の印象を傷つけずに交渉ができます。
これが転職エージェント経由で年収交渉する最大のメリットです。

後者の方が圧倒的にスムーズですよね。
理由③:交渉に慣れていないと弱気になる
年収交渉は、ほとんどの人にとって人生で数回しかない経験です。
「もう少し上げていただけませんか」と言ったものの、企業から「難しいですね」と返された瞬間に、「じゃあ大丈夫です…」と引き下がってしまう。
僕が見てきた中で、このパターンが本当に多いです。
転職エージェントは年収交渉を毎日のようにやっているプロ。企業から「難しい」と言われた時の切り返し方も熟知しています。
「年収は現状維持でも、入社半年後の見直し条件をつけてもらう」「基本給は据え置きだけど賞与の評価係数を上げてもらう」といった代替案を即座に提示できるのは、交渉経験の圧倒的な差です。
直接応募で内定をもらった方が自力で年収交渉に挑戦。企業から「弊社の規定ではこの金額になります」と言われた時点で「わかりました…」と引き下がってしまいました。
一方で、別の方がエージェント経由で同じ企業に入社した際には、エージェントの担当者が「入社半年後に成果次第で年収見直しの確約を書面でもらう」という交渉を成功させています。
自力では思いつかない選択肢を引き出せるのが、プロの力です。
年収交渉で絶対にやってはいけないNG行動5つ
自力で年収交渉する場合、以下の5つは絶対にやらないでください。
1つでもやってしまうと、年収アップどころか内定辞退を促されるリスクがあります。
| No. | NG行動 | なぜダメなのか |
|---|---|---|
| ① | 根拠なしで「上げてください」 | 「なんとなく不満」では企業は動けない。必ず相場や実績を根拠にする |
| ② | 他社の内定を脅し材料に使う | 「他社は〇〇万円なのでそれ以上でないと行きません」は完全にNG。脅しと取られて信頼関係が壊れる |
| ③ | 面接中に年収の話を持ち出す | 選考途中で年収交渉すると「志望動機が年収だけ」と判断される |
| ④ | 内定承諾後に年収交渉する | 承諾=条件合意済み。ここから覆すのは社会人としてマナー違反 |
| ⑤ | 現年収を盛る(嘘をつく) | 源泉徴収票の提出を求められた時点でバレる。最悪、内定取り消しや入社後の解雇リスクも |
特に注意してほしいのが⑤の「現年収を盛る」です。
転職エージェント経由であれば、エージェントが事前に年収の整合性をチェックしてくれるのでこうしたミスは起きません。しかし自力で交渉する場合、つい見栄を張ってしまい後からバレるケースが実際にあります。
「自力でやるか」「プロに頼むか」迷ったときの判断基準
ここまで読んで、「自分でやるか、エージェントに頼むか」で迷っている方もいると思います。
判断基準はシンプルです。以下のチェックリストに3つ以上当てはまったら、エージェントに頼んだ方が確実です。
この記事の5ステップで実践
今回は自力で挑戦しつつ次に備える
最初からプロに任せるのが最善
☐ 自分の市場価値(適正年収)が正直よく分からない
☐ 「年収を上げてほしい」と自分の口から言うのが怖い
☐ 交渉ごとが苦手で、押されたら引いてしまうタイプだ
☐ 年収交渉で印象を悪くしたくない
☐ まだ転職活動の初期段階で、これから求人を探す
特に「まだ転職活動の初期段階」の方は、最初からエージェント経由で応募した方が年収交渉を有利に進められます。
直接応募してから「やっぱりエージェントに交渉してもらいたい」と思っても、すでに直接応募した企業にエージェント経由で応募し直すことはできません。
逆に、以下に当てはまる方は自力での年収交渉にチャレンジしてもいいかもしれません。
・すでに同業他社の内定を複数持っている(交渉材料がある)
・その企業でしか得られない専門スキルや資格を持っている
・業界の年収相場を正確に把握している
・コミュニケーション力に自信があり、交渉ごとが苦にならない
・すでに直接応募で内定をもらっている(今からエージェント経由に変えられない)
ただ、上記に当てはまる方でも「次の転職活動」ではエージェントを活用することを強くおすすめします。
年収交渉はあくまで転職活動の最終局面。求人探しから書類作成、面接対策まで含めてトータルでサポートしてもらった方が、最終的な年収アップの幅も大きくなります。
年収交渉に強いおすすめ転職エージェント
「やっぱり年収交渉はプロに任せたい」という方のために、年収交渉を公式に明記しているエージェントの中から特におすすめのサービスを紹介します。
すべてオンライン面談対応で完全無料です。
上記以外のエージェントも含めた年収交渉に特化した完全比較は、下記の記事で年収UP実績のエビデンス付きで紹介しています。
年収交渉してくれる転職エージェント10選と失敗しない選び方 年収UP率79%・平均113万円UPなど実績付きで比較年収交渉に関するFAQ(よくある質問)
まとめ:年収交渉は「やるかやらないか」で数万円〜数十万円変わる
・転職エージェントを使わなくても年収交渉は可能だが、成功率は下がる
・自力交渉のカギは「市場相場の根拠」「タイミング」「伝え方」の3つ
・交渉は内定後〜承諾前がベストタイミング
・NG行動は「根拠なし」「脅し」「面接中の交渉」「承諾後の交渉」「年収の嘘」の5つ
・自力交渉が難しいと感じたら転職エージェントの年収交渉代行を活用(完全無料)
・年収交渉はやるかやらないかで数十万円〜100万円以上の差が出る
年収交渉は「やりたいけど怖い」「やった方がいいのは分かるけど…」と多くの人が尻込みする領域です。
でも、逆に言えば「みんながやらないから、やった人だけが得をする」ポイントでもあります。
年収は一度決まると、次の転職までそのまま固定されます。ここで数万円の差が出るだけで、1年間で数十万円、5年間で100万円以上の差になって返ってきます。
特に20代のうちの年収交渉は、その後のキャリア全体の年収ベースを左右します。
最初の転職で350万円の方と400万円の方では、その後の昇給ペースも転職市場での評価も変わってくる。
20代の50万円の差は、30代では100万円以上の差になっていることも珍しくありません。
自力でやるにせよ、エージェントに頼むにせよ、「年収交渉をしない」という選択だけは避けてください。
年収交渉してくれるエージェント10選を見る ※年収UP率79%・平均113万円アップなど実績付きで比較 20代の転職はなんとかなる 20代で転職に不安がある方はこちらも読んでおくと心強いです







