「転職エージェントはもう二度と使わない」
そう思ったこと、ありませんか?
希望と違う求人ばかり紹介される、やたら急かされる、担当者の態度が悪い…。こうした経験をすると、「エージェントなんて信用できない」と感じてしまうのは当然です。
でも、ちょっと待ってください。
転職エージェントで嫌な思いをするのには、ちゃんと理由があります。そして、その理由を知れば、同じ失敗を繰り返さずに済むんです。
この記事では、転職エージェントの「裏側」を正直にお伝えしながら、あなたに合った転職方法の見つけ方を解説します。エージェントを使わない選択肢も、うまく使いこなす方法も、両方紹介するので安心してください。
僕は第二新卒・20代向けの転職コンサルタントとして2年間、多くの方のキャリア支援に携わってきました。エージェントの内部事情も、求職者が不満を感じるポイントも、すべて知っています。
この記事を読むと分かること
- 転職エージェントで嫌な思いをする本当の理由が分かる
- エージェントを使わずに転職する具体的な方法が分かる
- 自分にエージェントが必要かどうか判断できるようになる
- 二度と失敗しないエージェントの選び方・使い方が分かる
転職エージェントを二度と使わないと感じる人は多い

「もう転職エージェントは二度と使わない」
そう感じたことがある人は、あなただけではありません。
実際、ある調査では転職エージェント選びに失敗したと感じた人の56%が「希望と違う求人ばかり紹介された」と回答しています。(参照:みんなの転職「体験談」。調査)
他にも「担当者から連絡が来なくなった」が27%、「連絡が多くやり取りが面倒だった」が25%と、不満を感じている人は決して少なくないのが現実です。
僕自身、転職コンサルタントとして300件以上の転職支援をしてきましたが、「前に使ったエージェントが最悪だった」という相談は本当に多いです。
ただ、ここで知っておいてほしいのは、転職エージェントへの不満には「よくあるパターン」があるということ。そのパターンを知っておくだけで、次の転職活動で同じ失敗を避けられる可能性がグッと上がります。
ここからは、特に多い3つの声を紹介していきます。
「希望と違う求人ばかり紹介された」という声
転職エージェントへの不満で最も多いのがこれです。
「事務職を希望したのに営業職ばかり紹介された」「都内勤務って言ったのに地方の求人が送られてきた」など、希望条件を伝えたはずなのに全然違う求人が届くというケースは後を絶ちません。
実際にあった体験談を見てみると、こんな声があります。
| 不満の内容 | 具体的な声 |
|---|---|
| 勤務地が違う | 「一定数以上の休日、都内での勤務を希望していたのに、全く希望に沿わない求人ばかり紹介された」(20代男性) |
| 職種が違う | 「人材営業の求人しか送ってこない。人材は興味ないって言ったのに」 |
| 条件が合わない | 「希望した条件に合致しない求人ばかり勧められて困った」(20代女性) |
なぜこんなことが起きるのか。理由はいくつかあります。
まず、担当者が希望条件をきちんと把握できていないパターン。面談で話した内容がうまく伝わっていなかったり、担当者のメモが不十分だったりすることがあります。
次に、あなたの希望に合う求人がそもそも少ないパターン。この場合、担当者は「紹介できる求人がない」と正直に言えず、とりあえず近い求人を送ってしまうことがあります。
そしてもう一つ、内定が出やすい求人を優先して紹介しているパターン。転職エージェントは成功報酬型のビジネスなので、担当者によっては「この人ならここに受かりそう」という基準で求人を選んでしまうこともあるんです。
ただ、これは担当者や会社によって大きく違います。僕が支援してきた中でも、「前のエージェントは全然ダメだったけど、今回は希望通りの求人を紹介してもらえた」という人はたくさんいます。
希望と違う求人ばかり紹介される場合は、担当者に「なぜこの求人を紹介してくれたのか」を聞いてみてください。理由を聞いて納得できなければ、担当者の変更を申し出るか、別のエージェントを試してみることをおすすめします。
「急かされて後悔した」という声
「とりあえず応募だけでも」「早く決めないと他の人に取られますよ」
こんな言葉で急かされた経験、ありませんか?
転職エージェントに「急かされた」という不満も非常に多いです。そして厄介なのは、急かされて判断を誤り、入社してから後悔してしまう人が実際にいるということです。
よくある「急かしパターン」を整理してみました。
| 急かされる場面 | よく言われるセリフ |
|---|---|
| 応募を促すとき | 「この求人は人気なので早めに応募しないと締め切られます」 |
| 面接を受けさせるとき | 「とりあえず20社受けましょう」 |
| 内定承諾を迫るとき | 「他の候補者に取られる前に決めた方がいいですよ」 |
| 検討中のとき | 「迷っているならとりあえず承諾しておきましょう」 |
ある体験談では、「エージェントに『とりあえず20社受けましょう』と言われて書類選考に応募したら、ほとんど通過して精神的に参ってしまうほど面接を受けさせられた」という声もありました。
なぜ急かしてくるのか。これは転職エージェントのビジネスモデルが関係しています。
転職エージェントは、あなたが企業に入社して初めて報酬を受け取れます。つまり、あなたが「やっぱりやめます」と言えば、担当者の売上はゼロ。だから一部の担当者は、内定が出たら何としても承諾させようとしてしまうんです。
ただし、急かされても焦る必要はありません。
内定をもらった後でも、入社前であれば辞退することは法的に認められています。担当者に「まだ他の選考も受けたい」「もう少し考えたい」とはっきり伝えることが大切です。
僕がサポートしている方には、「迷っているなら、その迷いの正体が何なのかを一緒に整理しましょう」と伝えています。急かされて決めた転職は、高い確率で後悔につながります。
自分のペースで決断することを、絶対に手放さないでください。
「担当者の態度が最悪だった」という声
「上から目線で説教された」「見下されているように感じた」
担当者の態度に対する不満も、転職エージェントを使いたくなくなる大きな理由の一つです。
実際の体験談を見ると、かなり厳しい声が上がっています。
| 体験談の内容 |
|---|
| 「面談のたびに上から目線で、まるで説教されているような気分になった。こちらのキャリアについて質問しても『もっと努力が必要だ』などと指摘されるばかりだった」(20代女性) |
| 「『その経歴では厳しいですね』『今まで何をしてきたんですか?』と言われた」 |
| 「希望条件を伝えたら『高望みしすぎ』と言われ、学歴や資格を否定された」 |
| 「担当者から『あまり期待しないように』と伝えられ、話を聞き流されたり条件に合わない求人を紹介されたりした」 |
こうした態度を取る担当者がいる理由は、いくつか考えられます。
まず、転職エージェントのお客さんは「企業」だという意識が強い担当者がいること。
転職エージェントは企業から報酬をもらうビジネスモデルなので、一部の担当者は「求職者をサポートしてあげている」という感覚になってしまうことがあります。
また、担当者自身の経験やスキルが不足しているケースもあります。特に若手のキャリアアドバイザーは、自分自身の転職経験が少ないまま担当していることも珍しくありません。
さらに、ノルマに追われて余裕がない担当者もいます。一人で何十人もの求職者を抱えていると、どうしても対応が雑になってしまうことがあるんです。
ただ、はっきり言わせてください。態度が悪い担当者に我慢して付き合う必要は一切ありません。
転職活動は人生の大きな決断です。その大事な時間を、嫌な思いをしながら過ごす必要はないんです。
態度が悪いと感じたら、遠慮なく担当者の変更を申し出てください。それでも改善されないなら、別のエージェントに切り替えましょう。あなたの転職活動を真剣にサポートしてくれる担当者は、必ずいます。
転職エージェントを使わずに転職する方法

「エージェントはもう懲りた。自分で転職活動を進めたい」
そう思っている人も多いのではないでしょうか。
実際、転職エージェントを使わなくても転職は十分に可能です。むしろ、自分のペースで進められるという点では、エージェントなしの方が合っている人もいます。
ここからは、転職エージェントを使わずに転職活動を進める3つの方法を紹介します。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合った方法を選んでみてください。
転職サイトで自分のペースで進める
転職エージェントを使わない方法として、最もポピュラーなのが転職サイトの活用です。
転職サイトとは、リクナビNEXTやdoda、マイナビ転職などのWebサービスのこと。さまざまな企業の求人情報が掲載されていて、自分で検索して気になる求人に直接応募できます。
転職エージェントとの大きな違いは、担当者がつかないという点。誰かに急かされることもなく、自分のペースで転職活動を進められます。
| 比較項目 | 転職サイト | 転職エージェント |
|---|---|---|
| 担当者 | つかない | つく |
| 求人の探し方 | 自分で検索 | 担当者が紹介 |
| 応募のペース | 自分で決められる | 担当者と相談 |
| 書類添削・面接対策 | 基本的になし | サポートあり |
| 企業との連絡 | 自分で直接やりとり | 担当者が代行 |
| 条件交渉 | 自分でする | 担当者が代行 |
転職サイトが向いている人の特徴は以下の通りです。
- 自分のペースでゆっくり転職活動を進めたい人
- 希望する業界・職種・条件がすでに明確な人
- 転職経験があり、書類作成や面接に慣れている人
- 担当者とのやりとりがストレスに感じる人
一方で、転職サイトには注意点もあります。
まず、応募から面接日程の調整、条件交渉まですべて自分でやる必要があるということ。在職中に転職活動をする場合、企業との連絡に時間が取られて大変だと感じる人もいます。
また、書類選考が通りにくいという声もあります。転職エージェント経由だと「推薦状」を添えて応募できますが、転職サイトからの応募は書類だけで判断されるため、ハードルが上がることがあるんです。
「転職サイトだけでは不安」という場合は、転職サイトをメインにしつつ、エージェントも併用するという方法もあります。求人探しは転職サイトで自分のペースで行い、書類添削や面接対策だけエージェントに頼るという使い方も一つの手です。
スカウトサービスを活用したい方は、リクナビNEXTの登録方法も参考にしてみてください。
企業への直接応募で熱意を伝える
転職サイトにも載っていない求人に応募したい場合や、「この会社で働きたい」という強い希望がある場合は、企業への直接応募という方法があります。
直接応募とは、企業のホームページの採用ページからエントリーしたり、人事部にメールや電話で連絡を取って応募する方法です。
ある調査では、中途採用担当者に聞いたところ直接応募が「有利に働くことが多い」と答えた人は約42%で、「不利に働くことが多い」と答えた人の約4倍にのぼりました。(参照:ミライのお仕事調査)
なぜ直接応募が有利に働くことがあるのか。理由を整理してみました。
| 直接応募が有利になる理由 |
|---|
| 熱意が伝わりやすい → 自分で企業を探して応募してきた人は「志望度が高い」と評価されやすい |
| 採用コストがかからない → エージェント経由だと年収の30%以上の手数料が発生するが、直接応募はゼロ |
| ライバルが少ない → 転職サイトやエージェント経由よりも応募者が少ない傾向がある |
ただし、直接応募にはデメリットもあります。
まず、すべてを自分で行う必要があるということ。求人情報の収集から応募書類の作成、面接の日程調整、条件交渉まで、すべて自分でやらなければいけません。
また、企業の内部情報が得にくいという点も。転職エージェント経由だと「この会社はこういう人を求めている」「面接ではこういうことを聞かれる」といった情報をもらえますが、直接応募の場合はそうした情報なしで選考に臨むことになります。
直接応募が向いているのは、以下のような人です。
- 応募したい企業が明確に決まっている人
- 自分で情報収集や条件交渉ができる人
- 転職経験があり、選考の流れに慣れている人
直接応募を成功させるコツは、企業研究を徹底すること。ホームページだけでなく、ニュース記事やSNS、口コミサイトなども活用して、企業のことをしっかり調べてから応募しましょう。
スカウトサービスでオファーを待つ
「自分から求人を探すのは面倒」「どんな企業が自分に興味を持ってくれるのか知りたい」という人には、スカウトサービスがおすすめです。
スカウトサービスとは、転職サイトに自分のプロフィールを登録しておくと、企業やヘッドハンターから直接オファーが届く仕組みのこと。自分から応募しなくても、向こうから声をかけてもらえるのが特徴です。
代表的なスカウトサービスには以下のようなものがあります。
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| リクナビNEXT | 国内最大級の転職サイト。企業からの直接スカウトが届く |
| ビズリーチ | 年収600万円以上のハイクラス向け。ヘッドハンターからのスカウトも多い |
| doda | 転職サイトとエージェント機能を併用できる。スカウトメールも届く |
| Green | IT・Web業界に特化。カジュアル面談のオファーが多い |
スカウトサービスのメリットは、まず自分から動かなくても転職のチャンスが広がるということ。仕事が忙しくて求人を探す時間がない人でも、プロフィールさえ登録しておけばオファーが届きます。
また、自分の市場価値がわかるというメリットもあります。どんな企業からスカウトが届くか、どんな条件を提示されるかを見ることで、自分が転職市場でどう評価されているかを客観的に知ることができます。
ただし、スカウトサービスにも注意点があります。
一番よく聞く不満が、「希望と違うスカウトが大量に届く」ということ。企業側も「数打てば当たる」で一斉送信しているケースが多く、すべてのスカウトが自分に合っているわけではありません。
スカウトの見極め方としては、以下のポイントをチェックしてみてください。
| 本気度が高いスカウト | 一斉送信の可能性が高いスカウト |
|---|---|
| あなたの経歴に具体的に触れている | 誰にでも当てはまる内容 |
| なぜあなたに声をかけたか理由が書いてある | テンプレート的な文面 |
| 具体的なポジションや条件が提示されている | 「まずは話を聞いてください」だけ |
スカウトは「自分では気づかなかった選択肢を広げるもの」と割り切って活用するのがおすすめです。メインの転職活動は自分で進めつつ、スカウトは「おまけ」として活用するくらいのスタンスがちょうどいいでしょう。
ここまで3つの方法を紹介しましたが、実際のところ「エージェントなしでも転職できるけど、大変な部分もある」というのが正直なところです。
特に、書類選考の通過率を上げたい人や、面接対策に不安がある人、条件交渉が苦手な人は、エージェントのサポートを受けた方がスムーズに進むことも多いです。
それでもエージェントを使った方がいい人の特徴

ここまで、転職エージェントを使わずに転職する方法を紹介してきました。
でも正直なところ、すべての人にエージェントなしの転職をおすすめできるわけではありません。
転職エージェントには確かにデメリットもありますが、それを上回るメリットがあるのも事実。特に、これから紹介する3つのタイプに当てはまる人は、エージェントを使った方がスムーズに転職できる可能性が高いです。
「エージェントは嫌だ」と決めつける前に、自分に当てはまるかどうかチェックしてみてください。
一人で転職活動を進めるのが不安な人
「転職活動って、何から始めればいいの?」 「自分一人で本当に内定もらえるのかな…」
こうした不安を抱えている人は、転職エージェントを使うことをおすすめします。
転職サイトや直接応募では、求人探しから応募、面接日程の調整、条件交渉まで、すべて自分で行う必要があります。初めての転職だと、どこから手をつけていいかわからないという人も多いでしょう。
転職エージェントを使えば、キャリアアドバイザーが最初から最後までサポートしてくれます。
| 転職活動のステップ | 一人で進める場合 | エージェントを使う場合 |
|---|---|---|
| 自己分析 | 自分で考える | 面談でサポート |
| 求人探し | サイトで検索 | 条件に合う求人を紹介してもらえる |
| 応募書類の作成 | 自分で作成 | 添削してもらえる |
| 面接日程の調整 | 企業と直接やりとり | 代行してもらえる |
| 条件交渉 | 自分で交渉 | 代行してもらえる |
| 内定後の手続き | 自分で対応 | サポートあり |
特に在職中に転職活動をする人にとって、日程調整を代行してもらえるのは大きなメリットです。仕事が忙しくて企業への連絡が遅れてしまうと、印象が悪くなることもありますからね。
また、「今の会社を辞めていいのか迷っている」「自分に合う仕事がわからない」といった、転職以前の悩みを相談できるのもエージェントの強みです。
僕が支援してきた中でも、「一人で転職活動を始めたけど、途中で行き詰まってエージェントに相談した」という人は少なくありません。最初から相談しておけば、遠回りせずに済んだのに…というケースも多いので、不安がある人は早めに相談することをおすすめします。
書類や面接対策に自信がない人
「職務経歴書って何を書けばいいかわからない」 「面接でうまく話せる自信がない」
こうした不安がある人も、エージェントを使うメリットは大きいです。
転職の書類選考は、一般的に通過率が30%程度と言われています。つまり、10社に応募しても3社しか面接に進めない計算です。
書類選考が通らない原因の多くは、自分の強みをうまく伝えられていないことにあります。自分では「アピールポイントがない」と思っていても、第三者から見れば十分にアピールできる経験やスキルを持っていることは珍しくありません。
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが履歴書や職務経歴書を添削してくれます。企業が求める人材像を把握しているので、「この企業にはこういうアピールが刺さる」というアドバイスをもらえるのが大きな強みです。
また、エージェント経由で応募すると、応募書類に加えて「推薦状」を添えてもらえることがあります。推薦状とは、キャリアアドバイザーがあなたの強みや人柄を企業に伝える文書のこと。
書類だけでは伝わりにくい魅力を補足してもらえるので、書類選考の通過率が上がる可能性があります。
面接対策についても同様です。
| エージェントで受けられる面接サポート |
|---|
| 応募企業に合わせた想定質問の共有 |
| 模擬面接の実施 |
| 面接後のフィードバック(企業からの評価を教えてもらえる) |
| 面接で伝えきれなかったことを企業にフォローしてもらえる |
特に、面接後のフィードバックは一人では絶対に得られない情報です。「面接官はあなたのこういう点を評価していた」「ここが懸念されていた」といった情報をもらえれば、次の面接に活かすことができます。
書類や面接に不安がある人は、エージェントの面接対策サービスを活用してみてください。
経歴や転職回数に悩みがある人
「正社員経験が少なくて不安」 「転職回数が多いから、また落とされるんじゃ…」 「第二新卒だけど、ちゃんと転職できるのかな」
自分の経歴にコンプレックスがある人こそ、転職エージェントを味方につけるべきです。
正直に言うと、経歴や転職回数に不安がある人が一人で転職活動を進めるのは、かなりハードルが高いです。書類選考の時点で落とされてしまうことも多く、「やっぱり自分はダメなんだ」と心が折れてしまう人も少なくありません。
でも、経歴に不安があっても転職できないわけではありません。大切なのは、自分の経歴をどう伝えるかです。
転職エージェントを使うと、以下のようなサポートを受けられます。
| 経歴の悩み | エージェントのサポート |
|---|---|
| 転職回数が多い | 転職理由をポジティブに伝える方法をアドバイス |
| 短期離職がある | 企業への説明の仕方をサポート、フォローを入れてくれる |
| 正社員経験が少ない | 経験を評価してくれる企業を紹介 |
| 第二新卒 | ポテンシャルを重視する企業を紹介 |
| スキルに自信がない | 強みを一緒に見つけてくれる |
たとえば、転職回数が多い人の場合。企業は「すぐに辞めてしまうのでは?」という不安を持っています。この不安を払拭するには、なぜ転職したのか、そこから何を学んだのかを論理的に説明する必要があります。
転職エージェントは、こうした説明の仕方をアドバイスしてくれます。また、応募時に企業に対して「この方は〇〇という理由で転職されていますが、今回は長く働きたいという意欲が高いです」といったフォローを入れてくれることもあります。
特に、第二新卒や20代に特化したエージェントは、経歴に不安がある若手の転職支援に慣れています。「大手エージェントでは相手にされなかった」という人でも、特化型エージェントでは丁寧にサポートしてもらえることがあります。
自分の経歴に自信が持てない人は、まずは第二新卒向けエージェントの選び方を参考に、自分に合ったエージェントを探してみてください。
経歴に不安がある人ほど、プロの力を借りた方が転職成功の確率は上がります。
二度と失敗しない転職エージェントの使い方

ここまで読んで、「やっぱりエージェントを使ってみようかな」と思った人もいるかもしれません。
でも、また同じ失敗を繰り返すのは嫌ですよね。
大切なのは、エージェントに「使われる」のではなく、自分が「使いこなす」こと。
ここからは、二度と嫌な思いをしないための具体的な使い方を紹介します。この3つを意識するだけで、転職エージェントとの付き合い方が大きく変わるはずです。
担当者が合わなければ変更を申し出る
「担当者と合わないな…」と感じたら、遠慮せずに担当変更を申し出てください。
「変更してほしいなんて言ったら失礼かな」「面倒な人だと思われそう」と心配する人も多いですが、担当変更は転職エージェントでは珍しいことではありません。エージェント側も、求職者との相性が合わない場合は変更した方がお互いのためになると理解しています。
担当変更を申し出る方法は、主に3つあります。
| 変更を申し出る方法 | 特徴 |
|---|---|
| 問い合わせフォーム | 直接言いにくい場合におすすめ。理由を落ち着いて書ける |
| メール | 問い合わせ先がわからない場合に。担当者本人に送らなくてもOK |
| 電話 | すぐに対応してもらいたい場合に。窓口に電話すれば担当者本人に言わなくて済む |
変更を申し出るときのポイントは、「何が不満だったか」「次の担当者にどうしてほしいか」を具体的に伝えることです。
たとえば、「希望と違う求人ばかり紹介された」なら、「私の希望条件を踏まえた求人を紹介してほしい」と伝える。「連絡が遅かった」なら、「こまめに連絡をくれる担当者にしてほしい」と伝える。
こうすることで、エージェント側も次の担当者を選びやすくなります。
ただし、担当を変えても状況が改善しない場合は、そのエージェント自体が合っていない可能性もあります。その場合は、別のエージェントに切り替えることも検討してみてください。
「担当者が合わない」と感じる具体的なサインについては、転職エージェントのゴリ押しへの対処法の記事も参考になります。
複数のエージェントを併用して比較する
転職エージェントは1社だけに絞らず、複数を併用するのがおすすめです。
実際に、転職に成功した人の多くは2〜3社のエージェントを併用しています。1社だけだと、その担当者の意見が正しいのかどうか判断できませんが、複数使えば比較ができます。
| 複数併用のメリット |
|---|
| 紹介される求人の幅が広がる |
| 担当者のアドバイスを比較できる |
| 相性のいい担当者を見つけやすい |
| 1社がダメでも他でカバーできる |
「複数使っていることを伝えたら、対応が悪くなるのでは?」と心配する人もいますが、むしろ正直に伝えた方がいいです。
エージェント側も複数利用が当たり前だと理解しているので、隠す必要はありません。「他社でも選考が進んでいます」と伝えることで、日程調整もスムーズになります。
併用する際の注意点は、以下の3つです。
| 注意点 | 理由 |
|---|---|
| 同じ求人に複数のエージェントから応募しない | 企業に迷惑がかかり、印象が悪くなる |
| 応募状況を自分で管理する | どこからどの企業に応募したかを把握しておく |
| 最終的には1〜2社に絞る | 連絡が多すぎると対応しきれなくなる |
おすすめの使い方は、最初は3〜4社に登録して面談を受け、その中で相性の良い1〜2社に絞るという方法です。
最初から「この1社だけ」と決めつけず、いくつか試してから自分に合うエージェントを選んだ方が、結果的に満足度の高い転職ができます。
どのエージェントを選べばいいか迷っている人は、おすすめの転職エージェントを参考にしてみてください。
希望条件を具体的に伝えて主導権を握る
転職エージェントで嫌な思いをする人の多くは、「エージェント任せ」になっているという共通点があります。
「とりあえず求人を紹介してほしい」「何かいい会社があれば」という曖昧な状態で相談すると、担当者は判断に困ります。結果として、担当者の都合で選んだ求人を紹介されてしまうことになりかねません。
主導権を握るために大切なのは、希望条件を具体的に伝えることです。
| 曖昧な伝え方 | 具体的な伝え方 |
|---|---|
| 「給料は高い方がいい」 | 「年収400万円以上が希望です」 |
| 「残業が少ない会社がいい」 | 「月の残業は20時間以内が希望です」 |
| 「できれば東京で働きたい」 | 「勤務地は東京23区内で、転勤がない会社を希望します」 |
| 「営業以外の仕事がいい」 | 「事務職か、未経験でも応募できるIT系の仕事を希望します」 |
希望条件を伝えるときは、優先順位も一緒に伝えるとさらに効果的です。
たとえば、「年収と勤務地は絶対に譲れませんが、職種は多少幅を広げてもOKです」と伝えれば、担当者もあなたの希望に合った求人を提案しやすくなります。
また、紹介された求人に対して「なぜこの会社を紹介してくれたのか」を確認する習慣をつけましょう。
担当者が明確な理由を説明できるなら、あなたのことを理解した上で紹介している証拠。逆に、「ちょうど求人があったので」といった曖昧な返答なら、要注意です。
自分の希望をしっかり伝え、紹介の理由を確認する。この2つを意識するだけで、エージェントに振り回されることがなくなります。
自分に合う転職エージェントを選ぶポイント

転職エージェントは、どこを選ぶかで結果が大きく変わります。
「大手だから安心」「求人数が多いから良い」とは限りません。大切なのは、自分に合ったエージェントを選ぶことです。
ここでは、第二新卒や20代の方がエージェントを選ぶときにチェックすべきポイントを3つ紹介します。
20代・第二新卒向けかどうかを確認する
転職エージェントには、大きく分けて「総合型」と「特化型」の2種類があります。
| タイプ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 総合型 | 幅広い業界・職種・年代の求人を扱う | 選択肢を広げたい人、キャリアに自信がある人 |
| 特化型 | 特定の業界・職種・年代に強い | 自分の状況に合ったサポートを受けたい人 |
第二新卒や20代の方には、20代・第二新卒に特化したエージェントをおすすめします。
理由はシンプルで、あなたと同じ状況の人をたくさん支援してきた経験があるからです。
大手の総合型エージェントは、確かに求人数は多いです。でも、担当者が30代や40代のミドル層を中心に担当していると、第二新卒特有の悩みや事情を理解してもらえないことがあります。
一方、20代特化型のエージェントなら、「社会人経験が浅い」「スキルに自信がない」「転職回数が気になる」といった悩みに慣れているので、適切なアドバイスをもらいやすいです。
また、20代・第二新卒向けのエージェントには、経験やスキルよりもポテンシャルを重視する求人が集まりやすい傾向があります。経歴に自信がない人でも、マッチする求人が見つかる可能性が高いです。
エージェントのホームページを見て、「20代専門」「第二新卒歓迎」といった記載があるかどうかをチェックしてみてください。
求人紹介より先に話を聞いてくれるかを見る
良いエージェントかどうかを見極める一番のポイントは、最初の面談でどれだけ話を聞いてくれるかです。
面談の冒頭からすぐに求人を紹介してくるエージェントは、正直おすすめできません。あなたのことをよく知らないまま求人を紹介しても、マッチするはずがないからです。
| 良い担当者の特徴 | 注意が必要な担当者の特徴 |
|---|---|
| まずあなたの話をじっくり聞く | 話を聞く前に求人を紹介し始める |
| 転職理由や希望を深掘りしてくれる | 表面的な質問だけで終わる |
| 「なぜ転職したいのか」を一緒に整理してくれる | 「とりあえず応募しましょう」と急かす |
| キャリアの選択肢を広げるアドバイスをくれる | 決まった求人だけを押し付ける |
最初の面談では、担当者があなたのことをどれだけ理解しようとしているかを観察してみてください。
具体的には、以下のような質問をしてくれるかどうかがポイントです。
- 「なぜ今の会社を辞めたいと思ったんですか?」
- 「転職で一番大切にしたいことは何ですか?」
- 「将来的にはどんなキャリアを歩みたいですか?」
- 「今まで仕事で楽しかったこと、つらかったことは何ですか?」
こうした質問をしてくれる担当者は、あなたのことを本当に理解しようとしている証拠です。
逆に、「どんな求人を希望しますか?」「いつまでに転職したいですか?」といった表面的な質問だけで終わる場合は、あなたに合わない求人を紹介される可能性が高いです。
口コミは直近の評判を重視する
エージェントを選ぶとき、口コミを参考にする人も多いと思います。ただし、口コミを見るときには注意すべきポイントがあります。
口コミは、できるだけ直近のものを重視してください。
転職エージェントは、担当者の入れ替わりが激しい業界です。数年前の口コミは、今の状況とは大きく異なる可能性があります。「3年前はサポートが良かった」という口コミがあっても、今の担当者が同じクオリティとは限りません。
| 参考にすべき口コミ | 注意が必要な口コミ |
|---|---|
| 直近1年以内の口コミ | 3年以上前の口コミ |
| 具体的な体験談が書かれている | 「良かった」「悪かった」だけの感想 |
| 自分と似た状況の人の口コミ | 自分とは状況が異なる人の口コミ |
また、口コミを見るときは「自分と似た状況の人」の口コミを探すのがおすすめです。
たとえば、あなたが第二新卒なら、同じ第二新卒の人が書いた口コミを参考にした方が、自分が利用したときのイメージがつきやすいです。30代の管理職経験者の口コミを見ても、あまり参考にならないことが多いです。
口コミはあくまで参考程度にとどめて、最終的には実際に面談を受けてみて判断するのが一番確実です。面談は無料なので、気になるエージェントがあれば、まずは登録して話を聞いてみることをおすすめします。
よくある質問
最後に、転職エージェントについてよく聞かれる質問にお答えします。
転職エージェントは本当に信用できないのか?
「転職エージェントは信用できない」という声をよく聞きますが、一概にそうとは言えません。
確かに、この記事で紹介したように、エージェントには成功報酬型というビジネスモデルがあり、担当者によって対応の質にばらつきがあるのも事実です。でも、それはすべてのエージェント、すべての担当者がダメということではありません。
信用できるかどうかは、エージェントの選び方と使い方次第で変わります。
| 信用しにくいと感じるケース | 対処法 |
|---|---|
| 希望と違う求人ばかり紹介される | 希望条件を具体的に伝え直す。改善しなければ担当変更 |
| 急かされて不信感がある | 自分のペースを伝える。応じなければ別のエージェントへ |
| 担当者の態度が悪い | 担当変更を申し出る。改善しなければ別のエージェントへ |
| 本当に自分のことを考えてくれているか疑問 | 「なぜこの求人を紹介したのか」を確認する |
大切なのは、「このエージェント(担当者)は信用できるか」を自分で見極めるということ。
最初から100%信用する必要はありませんが、「どうせ信用できない」と決めつけてしまうのももったいないです。複数のエージェントを試してみて、「この人なら任せられる」と思える担当者を見つけることが、転職成功への近道です。
担当者を変えたら対応は良くなるのか?
担当者を変えることで対応が良くなるケースは多いです。
転職エージェントの担当者は、経験年数、得意分野、性格がそれぞれ異なります。前の担当者と合わなかったとしても、次の担当者とは相性が良いということは十分にあり得ます。
ただし、担当変更で必ず改善するとは限りません。以下のような場合は、担当者ではなくエージェント自体を変えた方がいいかもしれません。
| 担当変更で改善しやすいケース | エージェント変更を検討すべきケース |
|---|---|
| 担当者の態度や連絡頻度に問題があった | そもそも紹介される求人の質が低い |
| 担当者との相性が悪かった | 自分の希望する業界・職種の求人が少ない |
| 担当者の経験不足を感じた | サポートの方針自体が自分に合わない |
担当変更を申し出るときは、「前の担当者のどこが合わなかったか」「次の担当者に何を求めるか」を具体的に伝えることが大切です。
そうすることで、エージェント側もあなたに合った担当者を選びやすくなります。
「1回変えてもダメだった」という場合は、そのエージェント自体との相性が悪い可能性が高いので、別のエージェントに切り替えることをおすすめします。
エージェントなしでも内定は取れるのか?
エージェントを使わなくても、内定を取ることは可能です。
転職サイトを使って自分で応募する方法や、企業に直接応募する方法、スカウトサービスを活用する方法など、エージェントを介さずに転職する手段はいくつもあります。
実際に、エージェントを使わずに転職に成功している人もたくさんいます。
ただし、エージェントなしの転職には向き・不向きがあることも事実です。
| エージェントなしで転職しやすい人 | エージェントを使った方がいい人 |
|---|---|
| 希望する業界・職種が明確 | 何から始めればいいかわからない |
| 自己分析ができている | 自分の強みがわからない |
| 書類作成・面接に自信がある | 書類や面接対策に不安がある |
| 転職経験がある | 初めての転職 |
| 情報収集が得意 | 業界の情報が少ない |
もし「一人でやるのは不安」「書類や面接に自信がない」「経歴に悩みがある」という場合は、エージェントを使った方が効率的に転職活動を進められる可能性が高いです。
逆に、「自分のペースで進めたい」「担当者とのやり取りがストレス」という場合は、転職サイトや直接応募をメインにするのも一つの選択肢です。
大切なのは、自分に合った方法を選ぶこと。
エージェントを使うか使わないかは、どちらが正解というものではありません。自分の状況や性格に合わせて、最適な方法を選んでください。
まとめ
この記事では、「転職エージェントを二度と使わない」と感じている方に向けて、エージェントの裏側や正しい使い方、エージェントなしで転職する方法を解説してきました。
この記事の重要ポイント
- 転職エージェントで嫌な思いをするのは、成功報酬型のビジネスモデルや担当者の質のばらつきが原因
- エージェントを使わない転職方法には、転職サイト・直接応募・スカウトサービスがある
- 一人で転職活動を進めるのが不安な人、書類や面接対策に自信がない人、経歴に悩みがある人はエージェントを使った方がスムーズ
- 担当者が合わなければ遠慮せず変更を申し出る
- 複数のエージェントを併用して比較し、最終的に1〜2社に絞る
- 希望条件を具体的に伝えて、自分が主導権を握ることが大切
- 20代・第二新卒には、特化型のエージェントがおすすめ
転職エージェントは、使い方次第で「最悪のパートナー」にも「心強い味方」にもなります。
大切なのは、エージェントに振り回されるのではなく、自分で選び、自分でコントロールすること。
この記事を参考に、あなたに合った転職方法を見つけてください。

