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転職エージェントが年収交渉してくれない理由5つと対処法【結論あり】
この記事は300名以上の20代転職を支援してきた森が作成しています
その違和感、僕もよく分かります。
せっかくエージェントを使っているのに、年収交渉を一切してくれないように感じる——これは転職活動中の方から本当によく聞く不満の一つです。

今日お伝えしたいのは、「エージェントが年収交渉してくれない」と感じる裏にある本当の仕組みと真実です。
まず先に結論をお伝えします。
大半のエージェントは、実は年収交渉に応じてくれます。
ただし「動いてもらえる伝え方」と「動いてもらえるタイミング」を知らないと、せっかくのチャンスを逃してしまうんです。
それなのに「年収交渉してくれない」と感じるのには、ちゃんとした理由があります。
そしてその理由を理解すれば、エージェントに本気で動いてもらう方法も自然に見えてきます。
この記事では、転職エージェントが年収交渉してくれないと感じる本当の理由、年収交渉のベストタイミング、そして実際に交渉に動いてもらうための具体的なコツまで、全てお伝えします。
読み終わる頃には、今のエージェントに何をどう伝えれば交渉が動き出すのかがはっきり分かっているはずです。
年収交渉に強い転職エージェント3選を見る ▼ ※本気で年収を上げたい20代向けに厳選転職エージェントは本当に年収交渉してくれないのか
そもそもの大前提として、「転職エージェントは年収交渉を全くしてくれない」というのは誤解です。
ほとんどのエージェントは、求職者の希望と企業側の予算のあいだで年収調整を行う役割を持っています。
ただし「動いてくれない」と感じてしまうケースがあるのも事実。この章では、その実態を整理しておきます。
結論:大半のエージェントは交渉してくれる
まず事実として、転職エージェントの業務範囲には「条件交渉の代行」が含まれています。
これはマイナビエージェントやリクルートエージェントなど、大手を含めた多くのサービスが公式に明記している内容です。年収交渉・入社日調整・ポジション交渉——これらは全てエージェントの仕事の一部です。
実際、僕がこれまで関わってきた転職者のうち、エージェント経由で20〜50万円程度の年収アップ交渉に成功した事例は数え切れないほどあります。
「してくれない」と感じる人が多い本当の理由
ではなぜ「年収交渉してくれない」という声がこれほど多いのか。
答えはシンプルで、多くの場合「交渉してくれない」のではなく「交渉しても通らない状況」または「交渉を依頼する伝え方を間違えている」からです。
② オファー面談で提示額をそのまま伝えられ、交渉の動きが見えなかった
③ 「これ以上は無理です」と交渉前に諦められた
④ そもそも希望年収を明確に伝えていなかった
これらは全て「エージェントが動かなかった」というより、動けない理由・動けない伝え方だったことが原因です。
次の章で、エージェントが動かない「5つの典型パターン」を詳しく解説します。ここを理解すれば、自分のケースに当てはめて打開策が見えてきます。
年収交渉の実態|知らないと損する3つの事実
「エージェントは交渉してくれる」と分かっても、いざ自分の話になると「本当に大丈夫なの?」「心象が悪くならない?」と不安になる方は多いです。
そこで、年収交渉に踏み出す前に知っておくべき3つの事実を整理します。
事実①:年収交渉は「やるべき」が正解
まず大前提ですが、年収交渉は求職者の正当な権利です。
「交渉なんて図々しい」「印象が悪くなるのでは」と遠慮する方が多いですが、企業側は年収交渉があることを想定して採用活動を進めています。
むしろ希望年収を曖昧にして「御社の規定に従います」と答える方が、自分の市場価値を理解していない人材と見られるリスクがあります。
② 入社後に給与を上げるより、入社時交渉のほうが圧倒的に簡単
③ 初任給のベースが低いと、昇給も退職金もすべて低くなる
事実②:実際に年収アップしている人は多い
「交渉しても本当に上がるの?」と思う方もいるかもしれません。
リクルートの調査によれば、転職者の3人に1人以上(35.8%)が前職比で1割以上の年収アップを実現しているというデータがあります。
また、dodaの転職市場データでは平均で約72万円の年収アップという結果も出ています。
| 年収交渉の成功パターン | 交渉額の目安 | 成功率 |
|---|---|---|
| 業界相場と自分のスキルに合致 | +20〜50万円 | ★★★★★ |
| 前職相当までの調整 | +10〜30万円 | ★★★★☆ |
| 他社内定を武器にした交渉 | +30〜100万円 | ★★★★☆ |
| 相場を大きく超える要求 | ほぼ不可 | ★☆☆☆☆ |
| 内定承諾後の交渉 | NG | ★☆☆☆☆ |
現実的な範囲で交渉すれば、20〜50万円のアップは十分に狙えるというのが実態です。
事実③:交渉しないことの方が大きな後悔になる
僕がこれまで支援してきた方で、転職後に最も後悔している声が多かったのは「交渉しなかったこと」でした。
「あの時、30万円でも交渉していれば」「希望を伝えるのが怖くて、提示額で承諾してしまった」——こうした後悔は、後から取り返すのが非常に難しいのです。

年収が20万円違えば、月々の手取りでおよそ1.3万円の差。これが10年続けば200万円、20年続けば400万円の差になります。
たった一度、丁寧に相談ベースで切り出すだけで、これだけの生涯収入の差が生まれる。交渉しない手はありません。僕が関わった方の中で、丁寧に交渉して関係が悪化したケースは一度もないですよ。
ではなぜ、やったほうが得なのに「してくれない」と感じるケースが多いのか。ここからが本題です。
それでもエージェントが動いてくれない5つの理由
年収交渉は多くの場合うまくいくはずなのに、なぜ動いてくれないケースがあるのか。
ここからは、エージェントが年収交渉に動いてくれない「リアルな理由」を5つに分けて解説します。
自分が当てはまるパターンを見つけることで、打開策も見えてきます。
理由①:希望年収が市場相場を大きく超えている
例えば営業経験3年の28歳が「年収800万円を希望」と伝えても、よほど突出した実績がない限り実現は困難です。エージェントはその状況を熟知しているため、「難しいですね」で終わってしまいます。
理由②:企業側の給与テーブルが固まっている
外資系やベンチャー企業は比較的柔軟ですが、大手の場合は「交渉の余地が構造的にない」ケースが少なくありません。
理由③:内定取り消しのリスクを警戒している
そのため、候補者から「この会社にぜひ入りたい」という強い意向を感じ取ると、エージェントはあえて交渉を控えてリスク回避する傾向があります。熱意を伝えすぎると逆に交渉を止めてしまうのは、この理由によるものです。
理由④:担当者のスキル不足・経験不足
「本人が年収600万円を希望しています、いかがでしょう」と伝書鳩のように伝えるだけで、戦略的な交渉ができないケース。こういう担当者に当たった場合は、担当変更を依頼するか、別のエージェントに切り替えるのが賢明です。
理由⑤:早く決着させてノルマを達成したい
特に月末や四半期末は要注意。「早く承諾してくれればこの月の売上になる」という事情で、交渉の提案をされないまま決着を急がされることがあります。
こうした担当者に出会ったら、自分の人生を預ける相手ではないと判断していいでしょう。

希望年収を現実的な範囲に調整する(①)、熱意の伝え方を工夫する(③)、担当者を変える・別エージェントを使う(④⑤)。この4つを意識するだけで、交渉の成功確率は大きく変わります。
年収交渉のベストタイミング|いつ伝えるかで結果が変わる
年収交渉の成否は、「いつ希望を伝えるか」で8割決まると言っても過言ではありません。
ここからは、交渉のベストタイミングとNGタイミングを整理します。
最も効果的なのは「初回面談〜選考中」
結論から言うと、最も交渉が通りやすいのは「初回面談で希望を伝え、選考が進むにつれて固めていく」流れです。
企業側は選考を通じて、応募者を「いくらで採用するか」を徐々に固めていきます。そのプロセスの早い段階で希望年収がインプットされていれば、企業側もその前提で予算を組んでくれるのです。
逆に、内定が出てから「やっぱりもう少し高く」と伝えても、すでに社内決裁が終わっているため覆すのが困難になります。
内定後・オファー面談でも交渉可能だが難易度は高い
内定後からオファー面談までの期間でも、年収交渉は可能です。ただし成功率は選考中より明確に下がります。
絶対にNG|内定承諾後の交渉
企業側の心象は最悪になり、入社前から「要注意人物」というレッテルを貼られる可能性もあります。ある人事担当者は「そういう人には辞退をお勧めする」とまで明言しています。
承諾前に希望年収を必ず固めること。これは交渉以前の社会人としての鉄則です。
エージェントに交渉してもらう5つのコツ
ここからは実践編です。
エージェントに本気で年収交渉に動いてもらうための具体的なコツを5つお伝えします。
僕がこれまで支援してきた方で、年収交渉に成功した方はほぼ全員がこのコツを押さえていました。
コツ①:初回面談で希望年収と根拠をセットで伝える
最も効果的なのが、初回面談で希望年収を明確に伝えることです。
ただし単に「600万円希望です」と伝えるのでは不十分。「なぜその金額なのか」の根拠をセットで伝えることが重要です。
「希望年収は600万円です。よろしくお願いします。」
「現職が520万円で、5年間の営業経験で売上を前年比130%達成しています。業界の同ポジション平均が580〜620万円なので、最低ライン580万円・希望ライン620万円でご相談したいです。」
こう伝えることで、エージェントは企業側への交渉材料を手に入れられます。「この候補者はこういう実績があり、市場相場もこうです」と客観的な根拠で攻めれば、交渉の成功率は跳ね上がります。
コツ②:最低ラインと希望ラインを必ず分けて伝える
希望年収は「最低ライン」と「希望ライン」の2つに分けて伝えるのが鉄則です。
✅ 希望ラインを伝えることで「本気で上を狙っている」という意思表示になる
✅ 交渉が難航しても最低ラインは守れる安心感がある
「最低500万円、希望は580万円」——こうした具体的な数字があるだけで、エージェントは動きやすくなります。
コツ③:複数エージェントを併用して「選択肢」を作る
これは僕が最もおすすめするコツです。
1社のエージェントだけに任せると、そのエージェントの判断が全てになってしまいます。しかし複数のエージェントを使えば、交渉力の比較ができる上に、他社内定を武器にした交渉も可能になります。
「A社経由でも別の選考を進めていて、年収◯◯万円の内定が出そうです」——この一言があるだけで、エージェントは本気で動きます。他社に取られたくないからです。
実際、転職成功者の多くが複数エージェントを併用しており、これは業界では常識とも言える戦略です。
コツ④:「他社からも興味を持ってもらっている」と伝える
交渉を動かす最強のフレーズがこれです。
「他社からもっと良い条件で内定をもらっていて、悩んでいるので時間が欲しいです」
この伝え方のポイントは「直接的に『年収を上げてくれ』と要求していない」ことです。
エージェントは自分で考えて、企業側に「別経由で受けた会社と悩んでいるようです。給与で負けているので同水準に上げてはどうでしょう」と交渉してくれます。
間接的な伝え方のほうが、エージェントも企業も動きやすくなる。これは交渉の王道テクニックです。
コツ⑤:強引にならず「相談ベース」で依頼する
最後のコツは伝え方のトーンです。
「絶対に600万円じゃないと嫌です」「交渉してくれないと登録やめます」——こうした強引な伝え方は逆効果。エージェントを敵に回すと交渉は絶対に動きません。
「もっと年収を上げる交渉してください。これじゃ納得できません。」
「提示額はとても嬉しく受け止めています。一点だけご相談なのですが、現職の年収と生活設計を踏まえると、あと30万円ほど調整いただけると承諾の決断がしやすいです。難しいかもしれませんが、打診だけでも可能でしょうか?」
謙虚で、具体的で、エージェントが動きやすい依頼。これが交渉を成功に導く伝え方です。
交渉の全体像を整理した第二新卒の転職スケジュール完全ガイドでは、選考フェーズごとの動き方も詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
自分で年収交渉するやり方|エージェントが動かない場合
ここまでの対策を講じてもエージェントが動いてくれない場合、最終手段として自分で交渉する選択肢もあります。
ただし自分で交渉する場合は、エージェント経由よりも難易度が上がります。やり方を間違えると内定取消のリスクもあるため、慎重に進めましょう。
自分で交渉するときの3つの鉄則
- 鉄則 01 必ず内定承諾前に伝える 承諾後の交渉は絶対NG。内定通知を受け取った後、オファー面談の場や承諾前のメールで切り出すのが正解です。
- 鉄則 02 謙虚で具体的な伝え方をする 「御社の提示額はありがたく受け止めています」と前置きしてから相談ベースで切り出す。感謝・具体的な金額・理由をセットで。
- 鉄則 03 根拠となるデータを必ず提示する 市場相場、前職の年収、自分のスキル・実績——これらを客観的に示さないと、企業は動けません。「なんとなく高くしてほしい」は通用しません。
面接・メールでの伝え方例文
実際に使える例文を3パターン用意しました。
「一点、入社後の勤務条件についてご相談があります。これまでの営業での実績(前年比130%達成・新規顧客40社開拓)と、業界の同ポジションの相場を考えると、提示いただいた年収から30万円ほど調整いただくことは可能でしょうか。もちろん最終的には御社のご判断に従います。」
「まず、内定をいただき本当にありがとうございます。入社の意思は固まっているのですが、一点ご相談させてください。現職の年収が◯◯万円で、今回の提示額だと収入が下がってしまうため、前職相当までの調整をご検討いただけないでしょうか。」
「このたびは内定のご連絡をいただきありがとうございます。大変前向きに検討しております。一点ご相談させていただきたく、ご連絡いたしました。【現状と希望を具体的に書く】ご無理を申し上げて恐縮ですが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。」
どのパターンでも共通するのは「感謝→具体的な金額→理由→相手への配慮」の4要素。これを外さなければ、失礼にはなりません。
年収交渉に強い転職エージェントの選び方
ここまでの内容を読んで、「今のエージェントは交渉に動いてくれない。別のエージェントに切り替えたい」と感じた方もいるでしょう。
その判断は正しいです。エージェントには明確に「交渉が強い/弱い」の差があります。
交渉に強いエージェントの3つの特徴
- 一人あたりのサポート時間が長い(10時間以上が目安)
- 初回面談で希望年収・実績・市場相場を丁寧にヒアリングする
- 業界・職種特化で、企業の給与テーブルを熟知している
- 求職者の立場に立って、企業側に強く交渉する姿勢がある
- 内定取消のリスクを踏まえた戦略的な交渉ができる
- 面談が短く、希望条件のヒアリングが浅い
- とにかく早く入社を決めさせようとする
- 月末・四半期末に異常に決着を急がせる
- 「難しいです」で交渉前に話を終わらせる
- 求職者よりも企業側の顔色を気にしている
複数登録で交渉力を比較するのが最適解
どのエージェントが交渉に強いかは、実際に使ってみないと分からない部分もあります。
だからこそ2〜3社に複数登録して、それぞれの担当者の対応を比較するのが最も確実な方法です。
交渉力のあるエージェントに気づけば、そちらを本命として進めればいい。複数登録はリスクヘッジでありながら、交渉力の見極めにも直結します。
具体的にどのエージェントを選ぶべきかは、次の章で紹介します。より広く比較したい方は20代の転職エージェントおすすめランキングも参考にしてみてください。
年収交渉に強い転職エージェント3選
ここからは、20代で年収交渉をしっかりサポートしてくれるエージェントを3つ厳選して紹介します。
いずれも僕が実際に支援現場で関わり、求職者の年収を上げるために本気で動いてくれるエージェントです。
✅ まずは 第二新卒エージェントneo で希望年収と実績を丁寧にヒアリングしてもらう
✅ 同時に 就職カレッジ の面接会で複数の内定を取りに行く
✅ 両方の動きを組み合わせて、「他社内定あり」を武器に交渉を動かす
この3ステップで、年収交渉の成功率は劇的に上がります。
他にも20代に特化した転職エージェントの比較を知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
20代におすすめの転職エージェントランキングを見る ▶ 交渉力・サポート・求人の質を総合評価した完全版よくある質問(FAQ)
【結論】転職エージェントの多くは年収交渉に応じてくれます。動いてもらえないのは「伝え方」や「タイミング」、または「担当者の姿勢」に原因があることがほとんどです。
【動かない理由】①希望額が相場を超えている ②企業の給与テーブルが固い ③内定取消リスクの回避 ④担当者のスキル不足 ⑤ノルマ優先の姿勢、の5つに集約されます。
【動いてもらうコツ】初回面談で希望年収と根拠をセットで伝える、最低ラインと希望ラインを分ける、複数エージェント併用で選択肢を作る、「他社からも興味あり」の伝え方、相談ベースで依頼する。
【最適解】交渉力のあるエージェントに乗り換えるか、複数エージェントを併用する。1社だけに依存せず、比較できる環境を作ることが年収アップの近道です。
今のエージェントに不満があるなら、迷わず別のエージェントに相談してみる。それがあなたの年収を守る最も確実な行動です。
ここまで読んでくれたということは、あなたは「本気で年収を上げたい」「納得のいく条件で転職したい」と考えている方ですよね。
その気持ち、大事にしてほしいんです。
僕自身、20代の頃に「交渉なんておこがましい」「提示された条件で我慢しよう」と諦めて転職したことがあります。今振り返ると、あの時もう一歩踏み込んで相談していれば、月々3万円くらいは違っていたと思うんです。3万円×12ヶ月×何年も積み重なると、人生に大きな差になります。
交渉は贅沢ではありません。自分の市場価値に対して正当な評価を求める、当然の権利です。そしてそれを一人で抱え込まず、プロの力を借りればいい。エージェントはあなたの年収が上がれば喜ぶ関係者なのですから、堂々と相談していいんです。
遠回りしないために、まずは1社でもいいので相談してみてください。あなたの「変わりたい」という気持ちを、正しい方向に導いてくれるプロがそこにいます。


